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インプラントがダメになったら入れ歯しかない?そもそもの原因や治療法を解説

インプラントがダメになったら入れ歯しかない?そもそもの原因や治療法を解説

インプラントは耐久性に優れていますが、何らかの原因でダメになってしまう場合があります。
「インプラントがダメになったら入れ歯しかないのか?」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、インプラントを入れたあとを心配している方のため、ダメになった場合に入れ歯しか選択肢がなくなるのかについて解説します。この記事を読むことによってインプラントがダメになってしまう原因や、治療法、予防方法などもわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

インプラントの寿命

インプラントはブリッジや部分入れ歯などと比較すると平均寿命が長く、10年以上とされています。また、10年を過ぎたらすぐにダメになってしまうのかというとそうではありません。一般的な平均寿命は10~15年とされているものの、調査結果の中には、インプラントを入れてから20年経過した時点でも、86%もの方が問題なくインプラントを使い続けられていたといった報告もあります。

参考:(PDF)日本口腔インプラント学会 第31巻 2号:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsoi/31/2/31_170/_pdf[PDF]

参考:(PDF)日本口腔インプラント学会 第33巻 3号:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsoi/33/3/33_232/_pdf/-char/ja[PDF]

このことから考えると、非常に長年にわたって使い続けられるといえるでしょう。ただし、これは正しくメンテナンスなどを行って過ごせた場合です。適切に管理できないと、本来の寿命よりも大幅に早いタイミングでインプラントを失ってしまう恐れがあります。

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インプラントがダメになってしまう原因

そもそも、インプラントがダメになってしまうのはなぜなのでしょうか。考えられる代表的な原因としては、以下の3つが挙げられます。

定期検診を怠る

インプラントを長持ちさせるうえで欠かせないのが、定期検診です。セルフケアとしてブラッシングなどで丁寧なお手入れを心がけていたとしても、落としきれない汚れがあります。そういった汚れについては、定期検診の中で専門的な器具を使い、落としてもらわなければなりません。

また、定期健診を受けると、インプラント周囲炎にいち早く気づき、早期治療に取り組むことにもつながります。インプラント周囲炎とは感染症であり、歯肉などが炎症を起こすトラブルです。
悪化した場合はインプラントが抜け落ちてしまう可能性もあるため、定期健診を怠り、インプラント周囲炎の発見が遅れた場合にインプラントがダメになってしまいます。

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喫煙や歯ぎしりなどの習慣

インプラントは、埋入したインプラント体が骨としっかり結合することによって強くなりますが、タバコはインプラントと骨の結合を邪魔してしまいます。喫煙習慣がある方は注意が必要です。

また、歯ぎしりもインプラントに負荷を抱えて部品の破損などを招き、インプラントをダメにしてしまうことがあります。

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治療が上手くいっていない

適切な治療を行ってくれる歯科医院を選べなかったなどの理由から治療がうまくいかないこともあります。

特に安さで歯科医院を決めてしまった場合、医師の腕不足、歯科医院の設備不足などで治療のうまくいかないケースも多いです。

インプラントがダメになった時の治療法

インプラントがダメになってしまった場合、初めから入れ歯が選択されるわけではありません。以下のように進んでいきます

抗生剤やブラッシング

はじめに行われるのが、抗生剤やブラッシングでの対応です。初期のトラブルであれば、これらの対策で改善する可能性があります。この段階で改善できれば再手術は免れます。

再手術

抗生剤やブラッシングで対応できなかった場合、インプラントの再手術について検討しなければなりません。特にインプラント周囲炎が悪化している場合などは、再手術が求められることもあります。

再手術によってインプラントが安定すれば、そのまま使い続けることが可能です。

入れ歯

再手術ができないほど重症化しているような場合は、インプラントを取り外さなければなりません。失った歯をそのままにするわけにはいかないため、この段階までくると部分入れ歯などで対応するのが一般的です。

インプラントがダメにならないための予防方法

インプラントがダメになるのを予防するためには、普段から丁寧なセルフケアが必要です。歯磨きはもちろん、デンタルフロスなども活用して取り組んでいきましょう。

また、インプラントを失うも大きな原因であるインプラント周囲炎は、ほとんど初期症状がありません。自身で見つけにくいからこそ必ず定期検診に通い、早期発見・早期治療につなげましょう。

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インプラントがダメになるのは予防できる

いかがでしたか?インプラントがダメになってしまう原因や予防法について紹介しました。適切に予防法を取れば、インプラントがダメになり、入れ歯しか選択肢がなくなってしまう状態を防げます。

インプラント治療に興味があるけれど長持ちさせられるか不安に感じているといった方は、ぜひ秋元歯科クリニックまでご相談ください。治療に関する詳しい説明を行い、理解を深めたうえで治療に取り組んでいます。

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