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インプラントにホワイトニングはできる?きれいな歯を維持するための注意点を解説
インプラントで歯をキレイにしたところ、今度は歯の色が気になるようになったという方もいます。また、インプラントとホワイトニングの両方に興味がある方もいるでしょう。
そこで気になるのが、インプラントをホワイトニングで白くできるのかについてです。ここでは、インプラントのホワイトニングが気になっている方のため、インプラントに対する効果や、ホワイトニングをするにあたり、おさえておきたい基本について紹介します。
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インプラントはホワイトニングできる?
ホワイトニングで白くできるのは、天然歯のみです。そのため、インプラント治療後にホワイトニングを行った場合、インプラントの色はそのままなので白くした天然歯と色が異なってしまう可能性があります。
インプラントをしている状態でホワイトニングの治療を受けるのは可能です。
これからインプラント治療をしたいと考えているのであれば、先にホワイトニングを行い、白くなった歯の色に合わせてインプラントの人工歯部分を作る方法があります。
両方の治療について検討していると歯科医院で伝えてみると良いでしょう。
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インプラントに色はつく?
ホワイトニングを行って白くなった歯に合わせてインプラント作った場合、気になるのが天然歯と比較してインプラントには着色汚れなどが付きやすいのかについてです。色が付きやすいと天然歯より先に汚れて色味が異なってしまう恐れがありますが、基本的にインプラントの人工歯部分が着色することはありません。
ただ、これはどの素材で人工歯部分が作られているのかによって異なります。例えば、ハイブリッドセラミックにはプラスチックが混ざっており、経年劣化とともに少しずつ着色してしまうことがあります。
一方でオールセラミック・ジルコニアなどであればほとんど心配ありません。着色や変色が心配な方は人工歯の素材にこだわってみましょう。
ホワイトニングの持続期間
一度ホワイトニングを行ったからといって、永久的に白さが続くものではありません。ホワイトニングはあくまでその時点で歯の着色汚れなどを改善する方法です。
どの程度ホワイトニングの効果が持続するのかについては、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのどちらを選択したのかによっても変わります。それぞれについて解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングです。効果の持続期間は約3か月~6か月程度です。
反応色素を分解する働きを持った過酸化水素を主成分とする薬剤を歯に塗ってから、効果を高めるための光を当ててホワイトニングします。
1回の施術でも2~3段階程度歯を白くできるので、結婚式などのイベントに合わせて歯を白くしたいと考えている方からも人気です。さらに白くしたいと考えた場合、1~2週間間隔で数回通院して効果を高めていく形となります。
費用の目安は、15,000円~50,000円程度です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、自宅で自ら行うホワイトニングです。効果の持続期間は約6か月~1年程度です。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングとは異なり、自身で行うため濃度を弱めたホワイトニング剤を使用します。そのため、1回あたりの変化は緩やかで、即効性は期待できません。ホワイトニング剤を流したマウスピースを毎日2時間程度装着し、変化させていくことになります。
2週間ほど継続すると、平均して1~2段階程度歯が白くなります。
費用の目安は10,000円~30,000円程度です。一般的にはマウスピースの製作費も費用に含まれていますが、ホワイトニング剤がなくなった場合は追加購入する形となります。
ホワイトニングで注意したいこと
ホワイトニングの効果をできるだけ長持ちさせるためには、いくつか意識したいポイントがあります。特に以下の3点に注目してみてください。
定期的なメンテナンス
歯が一度理想的な白さになった後は、定期的にメンテナンスを受けることにより持続性を高める効果が期待できます。歯科医院に通い、普段のブラッシングだけでは取り除けないような汚れを取り除いてもらいましょう。
丁寧に歯磨きをしていても落としきれない汚れが歯の着色汚れにつながってしまいますが、それらを改善できます。
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色の濃い食べ物を避ける
色の濃い食べ物は歯の着色汚れを招いてしまうので、頻繁に食べるのは避けたほうが良いです。特に、ホワイトニングをしてから1週間程度の間は食べたものの影響を受けやすい状態になっています。
コーヒーや紅茶、ワイン、カレーといった色が濃いものを避けましょう。もしこれらを食べたり飲んだりした場合は、すぐに歯磨きをして着色汚れが定着しないように注意してみることをおすすめします。
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喫煙を控える
喫煙習慣がある方は、タバコをやめるか、控えるようにしてみてはいかがでしょうか。タバコが歯に与える影響は非常に大きく、ヤニで黄色くなってしまうことがあります。これは、タバコに含まれているタールの影響によるものです。
さらに、歯の表面に残ったタバコのヤニは歯をざらざらさせてしまい、そこに菌が増えて虫歯や歯周病、口臭などを招く原因にもなります。タバコに含まれるニコチンによって血管が収縮し、歯茎が黒ずんでしまっている方も少なくありません。
このようにタバコが口の中に与える影響は非常に大きいので、できることならば禁煙に取り組みましょう。やめるのが難しい場合は、少しずつ本数を減らすことについて検討してみてください。
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歯の色については歯科医師相談を
いかがだったでしょうか。インプラントもホワイトニングで白くできるのかについて解説しました。ホワイトニングでインプラントを白くする効果は期待できません。理想の色について治療前に相談したうえでインプラント治療を始めましょう。
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