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インプラント治療の仮歯とは?役割・期間・費用・注意点を解説

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インプラントとは?術後に腫れる原因や対処法を解説

インプラント治療中の仮歯について「必要なの?」「どのくらい入れるの?」と不安に思う方は多いでしょう。特に前歯では見た目や会話、奥歯では噛み合わせや食生活が気になります。この記事では仮歯の役割や期間、外れたときの対応、痛みや費用、即日仮歯の可否まで整理し、治療を理解して安心できるよう解説します。

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インプラント治療の仮歯の役割と必要性

仮歯の材質

インプラント治療における仮歯の重要性

インプラント治療において仮歯は、治療中の生活を支える大切な存在です。最終的な人工歯を装着するまで数か月かかるため、その間に歯がないと見た目や会話に大きな支障が生じます。仮歯を入れることで自然な外観を保ち、食事や発声もスムーズになります。また、噛み合わせや歯茎を安定させることで治療全体の成功率を高めます。安心して治療を続けるために欠かせない役割を果たします。

仮歯を入れないとどうなる?

仮歯を入れずに治療期間を過ごすと、歯の隙間から隣の歯が移動しやすくなり、噛み合わせや歯並びが乱れるリスクが高まります。歯が傾いたり伸びたりすると、最終的な人工歯が合わなくなり、治療計画の修正や延長を余儀なくされる場合もあります。さらに、隙間に力が集中し周囲の歯や歯茎へ負担がかかる点も注意が必要です。見た目の維持だけでなく、治療の質を守る意味でも仮歯は重要です。

項目 仮歯ありの場合 仮歯なしの場合
見た目 自然な外観を保てる。人前でも違和感が少ない 歯が欠けた状態になり、審美的に不安が残る
会話 発音が安定し、サ行・タ行なども話しやすい 息漏れにより発音が不明瞭になりやすい
噛み合わせ 歯並び・咬合を維持し、最終歯が合いやすい 隣の歯が移動し、咬合バランスが崩れる
治療成功率 歯茎や骨の安定をサポートし成功率を高める 最終歯が合わず治療計画の修正が必要になる可能性

前歯の仮歯は見た目を自然に保てる?

前歯に仮歯を装着する最大の利点は、見た目を自然に保てる点です。人前で歯が欠けた状態は心理的負担が大きいですが、仮歯を入れると周囲に気づかれにくくなります。形や色も他の歯に合わせて調整されるため、不自然さを感じにくいのも特徴です。さらに、笑顔や会話を自然に保ち、自信を持って過ごせるようサポートします。前歯の治療では審美性が特に重視されるため、仮歯は欠かせません。

仮歯は発音や会話に影響する?

歯が欠けた状態では息が漏れて発音が不明瞭になり、会話に支障をきたします。特にサ行やタ行は歯の位置が重要で、歯がないと正確に発声できません。仮歯を入れることで口腔内の形が整い、息の流れが安定するため、発音が改善されます。会話がスムーズになれば人との交流も安心して楽しめ、精神的な負担も軽減されます。発音を支える点でも仮歯は大切な役割を持っています。

インプラント治療は仮歯なしでも行える?

仮歯を使わずに治療を進めることは不可能ではありません。しかしその場合、数か月にわたり歯がない状態で過ごすことになり、見た目や発音に支障が出ます。さらに、隙間を放置することで隣の歯が移動し、咬合バランスが崩れるリスクも高まります。その結果、最終的な人工歯が合わず治療全体の成功率を下げてしまう可能性があります。基本的には仮歯を用いた方が望ましいといえるでしょう。

インプラント治療の仮歯を入れる期間とタイミング

インプラント治療の仮歯はいつまで必要?

インプラント 仮歯は、一般的に3〜6か月ほど装着するのが目安とされています。これは、インプラント体が骨としっかり結合する「オッセオインテグレーション」の期間が必要だからです。治療後すぐに人工歯を入れると、固定が不十分なまま負担がかかり、脱落や炎症の原因となることがあります。仮歯を入れて安定するまで待機することで、最終的な人工歯が長持ちしやすくなります。個人差はありますが、医師の判断に従い安全な治療を進めることが大切です。

インプラントの治療ステップと仮歯期間

前歯と奥歯で期間は違う?

前歯の場合は、見た目や会話への影響が大きいため、比較的早い段階で仮歯を装着するケースが多いです。一方、奥歯は審美的な影響が少なく、噛み合わせの状況によっては仮歯を入れない選択もされます。例えば、骨や歯茎の状態が安定している場合は、あえて仮歯を使わず治療を進めることで負担を減らすこともあります。前歯と奥歯で治療方針が変わるのは自然なことであり、担当医と相談しながら決定するのが安心です。

【関連記事】奥歯のインプラント治療の特徴とメリット・デメリットを解説

仮歯の寿命はどれくらい?

仮歯の寿命はあくまで数か月程度を想定した一時的なものです。多くはプラスチック製で、最終的な人工歯に比べて強度や耐久性が劣ります。そのため、長期に使用すると黄ばみや摩耗、破損のリスクが高まります。仮歯は治療中の生活を支える役割であり、長期使用を前提としたものではありません。実際の使用期間は3〜6か月ほどですが、状態によっては短縮・延長されることもあります。定期的なチェックを受け、適切に管理することが大切です。

インプラント治療中の仮歯の生活上の注意点

インプラントの仮歯を入れているときの注意点

インプラント治療中、仮歯で食事はできる?

インプラント 仮歯を装着している期間でも、基本的に柔らかい食品であれば食事は可能です。ただし、仮歯はプラスチック製で強度が低いため、硬い食品や粘着性のある食品は避けた方が安心です。せんべい・スルメ・キャラメルなどは割れやすさや外れる原因になります。代わりに、煮物や柔らかいパン、スープ類を中心にすると負担を減らせます。無理をしなければ、治療中も普段に近い食生活を送ることができます。

区分 食品例
避けた方が良い食品 硬い食品(せんべい・ナッツ)、粘着性のある食品(キャラメル・ガム)、繊維質が強い食品(スルメ・ごぼう)
おすすめ食品 柔らかい煮物、スープ類、やわらかいパン、茶わん蒸し、ヨーグルト、バナナなど

仮歯が外れたらどうする?

仮歯が外れた場合、自己判断で付け直すのは避けるべきです。無理に戻そうとすると、歯茎やインプラント部分を傷つけたり、細菌感染を招く可能性があります。外れた仮歯は清潔な容器に保管し、できるだけ早く歯科医院を受診してください。すぐに再装着や修理を受けることで、治療計画の遅れやかみ合わせの乱れを防げます。慌てず正しい対応を取ることが、治療成功への近道になります。

仮歯は痛い?違和感はある?

仮歯を入れた直後は、違和感や軽い痛みを覚えることがあります。これは歯茎や周囲組織が新しい形に慣れていないためで、多くの場合は数日〜数週間で自然に落ち着きます。ただし、強い痛みや腫れが続く場合はトラブルのサインかもしれませんので、早めに受診してください。日常的な軽い違和感には徐々に慣れ、会話や食事も自然に行えるようになります。焦らず経過を観察し、必要があれば歯科医に相談することが安心につながります。

仮歯の費用は治療費に含まれる?

仮歯の費用は医院によって扱いが異なります。多くのケースではインプラント治療費に含まれますが、精密な調整や追加の仮歯が必要な場合は別途料金となることもあります。治療契約前に「仮歯代は治療費に含まれていますか」と確認しておくと安心です。費用の有無は医院の方針や治療内容で変わるため、事前に見積もりを提示してもらうのが望ましいでしょう。納得感を持って治療を進めるために、費用面は最初に確認しておきましょう。

仮歯が外れたとき自分で戻せる?

仮歯が外れた際に自分で戻すことは危険です。接着剤や瞬間接着剤を使うと、口腔内を傷つけたり、インプラント部分に悪影響を与える恐れがあります。誤って異物が入り込むことで炎症や感染を引き起こすケースも報告されています(出典:厚労省2022)。外れた仮歯は清潔に保管し、必ず歯科医師に任せるのが安全です。無理な自己処置を避けることで、治療全体の成功率を守ることができます。

インプラント治療における即日仮歯の選択肢

インプラント治療における即日仮歯の選択肢

手術当日に仮歯を入れられる?

インプラント 仮歯は、条件が整えば手術当日に装着できる場合があります。骨量が十分にあり、噛み合わせに無理がないことが前提条件です。即日で仮歯を入れられると、歯がない期間を短縮でき、見た目や会話の不安を軽減できます。ただし、骨が弱い・周囲に炎症がある・強い咬合力がかかるなどの場合は適応外となることもあります。適応の可否は専門医の診断によるため、希望する場合は事前に相談することが大切です。

即日仮歯のメリットと注意点は?

即日仮歯の大きなメリットは、歯がない期間をほとんど作らずに日常生活を送れることです。特に前歯では見た目や会話に影響が出にくく、社会生活に支障をきたさない点は安心材料となります。一方で、骨や歯茎の状態が不安定な場合に無理に即日仮歯を装着すると、インプラントの固定が弱まり治療失敗のリスクが高まります(出典:厚労省2022)。そのため、即日仮歯は誰にでも適応できる方法ではなく、メリットとリスクを理解したうえで医師と相談することが重要です。

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まとめ

インプラント治療における仮歯は、見た目や会話を自然に保ち、かみ合わせや歯並びを守る重要な役割を担います。さらに、細菌によるトラブルを防ぎ、顎骨や歯茎の安定にもつながるため、治療全体の成功に欠かせません。ただし人工歯に比べると壊れやすく外れやすいため、外れてしまった場合は速やかに歯科医で修復や再装着を受けることが大切です。

あきもと歯科では、インプラント埋入を約1時間半で行い、即日仮歯のご相談も承っております。条件によっては当日に仮歯を装着できる場合もありますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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