【本牧 歯医者】小児矯正のメリット・デメリット 歯周病予防

1．小児矯正のメリット

小児矯正の大きなメリットは、あごの成長に応じて歯並びを調整できることです。大人になってあごの成長が止まってからの歯列矯正には大きな手間がかかります。あごが柔らかい状態のうちに矯正をすれば、無理な力をかけずとも歯並びが整いやすくなります。

もちろん、歯並びのコンプレックスが解消するのも大きなメリットです。歯並びの悪さが気になっている子どもにとって、矯正によって口元がきれいになるのはやはりうれしいものです。

また、歯並びが整えば食事の際に食べ物をしっかりかむことができ、消化吸収もしやすくなります。歯磨きがしやすくなるので虫歯や歯周病が起きるリスク低下も大きな要素です。

2．小児矯正のデメリット

小児矯正のデメリットとしては、基本的に保険がきかないという点が挙げられます。健康保険は疾病の治療や機能回復のための医療行為に限定されていて、矯正治療はその範疇に含まれないのです。歯科矯正には数年にわたって行う必要があり、治療費用が高額になるケースもあります。

また、小児矯正の場合は矯正期間中にうまく歯磨きができなくなる問題もあります。矯正装置をつけた状態が続くと虫歯や歯周病になってしまうこともあるので、丁寧なケアが必要となります。

小児の歯列矯正をする際にはこれらのデメリットについても十分把握し、慎重にご検討ください。

プラークコントロールとは

プラークコントロールとは、正しい歯磨きなどの方法で歯垢（プラーク）を落とすことをいいます。

歯周病の大きな原因は歯の表面に付着する歯垢です。歯垢が出す毒素は歯を溶かして虫歯を進行させたり、歯茎の炎症を引き起こしたりする原因になります。

基本的には、毎日の歯磨きを丁寧に行うことで歯周病はある程度予防できます。

正しい歯磨き

歯磨き粉を使い、力を入れて歯をゴシゴシとこするだけでは、なかなか歯垢は除去できないものです。まずは、歯科医院で正しいブラッシングの指導を受けてみましょう。

これに加え、歯間に入り込んだ歯垢を落とすために歯間ブラシやデンタルフロスを活用することも大切なポイントです。日常的に歯間ブラシやデンタルフロスを使い歯の間の汚れをしっかりと落とすようにすれば、歯周病が進行しにくくなります。

また、デンタルリンスなどの洗口剤の使用もプラークコントロールにおすすめです。歯ブラシやフロスで歯垢を落としたあとに、デンタルリンスを使ってうがいし、細菌の繁殖を抑えましょう。

セルフケアのみでプラークコントロールをするのはかなり難しいものです。定期的に歯医者で処置を受ければ、歯周病の症状を抑えることが可能となります。

歯医者では、歯の表面の歯垢や歯石を除去するスケーリングを行います。処置には超音波スケーラーや手動のスケーラーを使い、日常の歯磨きだけでは落としきれない歯垢・歯石まで取り除きます。歯周病の進行で歯周ポケットが深くなっている場合には、歯周ポケットを浅くする治療をすることもあります。

口腔内の健康を保つために、定期的に歯医者に通い歯石除去などの処置を受けて健康な歯を保ちましょう。